当社は、サイクロン式クリーナーの新製品として、東芝独自の12気筒の遠心分離サイクロンで吸引力を99%以上持続注1する「TORNEO V(トルネオ ヴイ)」シリーズ VC-SG512、SG412、S312の3機種を9月10日より発売します。
新製品は、従来のサイクロン式クリーナー注2でゴミと排気を分離していたプリーツフィルターと、自動クリーニングでフィルターの目詰まりを解消していた機構を無くし、12気筒の遠心分離機構をダストカップと一体化した東芝独自の新開発「バーティカルトルネードシステム」を採用しました。これにより、綿ゴミ等の大きなゴミも、ミクロのゴミも99. 9%まで分離注3し、吸引力が99%以上持続注1します。
さらに、12気筒サイクロン部の小型化と小型軽量の高効率モーターの採用により、本体質量は約3. 3㎏です。カーボン素材を採用した新開発の延長管とヘッド、ホース径の縮小(従来46mmから40mm)により本体とヘッド、ホース等を合わせた標準質量は、約4. 7KGという小型軽量化が可能になり、手首への重量の負担を軽減して使いやすくしています。パワーヘッドへの強力モーターの採用と、小型・軽量化が可能になったことで、ヘッドの自走性が向上し、床に対する抵抗も少なくなり、操作時の手への負担は小さくなります。また、回転ブラシのお手入れは、ヘッドの上蓋を手で外せるようになり、簡単になりました。
加えて、「ECOモード」ボタンにより、ヘッドを浮かせると自動で運転停止する「節電アイドリング機能」、ゴミの有無を検知する「ゴミ残しまセンサー」による自動パワー調節、床面自動識別が働き、消費電力量が最大約52%削減注4できます(VC-S312は、「節電アイドリング機能」により消費電力量が最大約44%削減注4になります)。
また、軽量化した新開発の延長管とヘッド、ホースを採用したサイクロン式クリーナー「TORNEO W(トルネオ ダブル)」VC-SG712を同じく、9月10日より発売します。
新製品の概要
開発の背景と狙い
2012年度の国内クリーナー市場は出荷台数で年間約530万台、その内サイクロン式は約44%の構成と推定しています(当社調べ)。5万円以上で販売されているサイクロン式クリーナーの購入時の重視点として、「吸引力の持続」、「使いやすさ」が上位に挙げられています(当社調べ)。当社はこうしたニーズを踏まえ、本格的な遠心分離方式と、軽量コンパクトでの使い勝手の良さを両立させるサイクロン式クリーナーを商品化し、発売します。
新製品の主な特長(VC-SG512、SG412、S312)
1. 吸引力が99%以上持続注1、12気筒サイクロンの遠心分離でミクロのゴミを99. 9%分離注3
新製品は、綿ボコリなどの大きなゴミとミクロのゴミを分離する2つの機構を一体化したコンパクトな12気筒サイクロン「バーティカルトルネードシステム」を新搭載しています。この小型コンパクトながら強力な遠心分離力により、ミクロのゴミを99. 9%分離注3し、吸引力が99%以上持続注1できます。従来の自動クリーニングでフィルターの目詰まりを解消する方式に比べ、吸引持続性能が大幅に向上しています。
2. ヘッドから本体、ホースまで全て軽量化
本体質量は約3. 3㎏、カーボン素材を採用した新開発の延長管とヘッドの開発、ホース径の縮小により本体とヘッド、ホース等を合わせた標準質量も約4. 7KGの小型コンパクトサイズです。
当社従来機種VC-CG511Xと比べて、本体質量約33%注5、底面積約27%注6も小型・軽量化しています。また、ホース,延長管,ヘッドは合計質量で約26%注7軽量化しました。パワーヘッドへの強力モーターの採用と、小型・軽量化が可能になったことで、ヘッドの自走性が向上し、床に対する抵抗も少なくなり、操作時の手への負担は小さくなります。
パワーヘッドへの強力モーターの採用と、小型・軽量化が可能になったことで、ヘッドの自走性が向上し、床に対する抵抗も少なくなり、操作時の手への負担は小さくなります。グリップは、人間工学に基づき握りのカーブに丸みを持たせた「新らくわざグリップ」です。さらに、薄型ヘッドにより、高さ6. 5cm以上のすき間があれば、家具の下の奥までしっかりお掃除できます(「床ピタ設計」)。
またAG(銀)ブラシとマイナスイオンにより、ハウスダスト、菌注8を包み込み、静電気の発生を抑えて、床から離れやすくすることで床にはりついたホコリも拭いたように注9お掃除できます。
3. 簡単お手入れ
ゴミ捨ては、下のダストカップを外すと、簡単に捨てられます。また、回転ブラシは、ヘッドの上蓋のロックを手で外して、間単に取り外しができます。排気清浄フィルターも引き出して取り外せます。
4. 自動で消費電力量を最大約52%削減注4する「ECOモード」
「ECOモード」ボタンを押すだけで、床ブラシを持ち上げると6秒後には運転を停止する「節電アイドリング機能」、じゅうたん、フローリングなどの床面検知と床面に合せた最適なパワー制御、ゴミの有無を判別する「ゴミ残しまセンサー」のパワー自動調節という3つの制御が自動で働き、無駄な電力消費を抑えます。「ECOモード」運転では強モードに比べ、消費電力量を最大約52%削減注4します(VC-S312は、「節電アイドリング機能」により消費電力量が最大約44%削減注4になります)。
5. その他の便利機能
1)2WAYブラシ:
ヘッドと延長管を外せば、狭いすき間やソファの上も簡単にお掃除できます。
2)ねじれんホース:
ホースのねじれによる本体の横転が起きにくくなるようホースの根元が回転します。本体の取り回しもスムーズです。
3)ちょいとスタンド:
家具の移動時など、ちょっと手を離したい時に本体に延長管を立てて置けます。
4)ゴミ残しまセンサー:
ゴミの有無を検知してお知らせします(VC-SG512、SG412)
5)伸縮ロングノズル(VC-SG512のみ):
高い位置にあるエアコンの室内機の上、家具と壁のすき間などの手の届きにくいところを手軽にお掃除できます。
6)便利な付属品(VC-SG512のみ) :
付属品用ホース、ロングブラシ、ふとん用ブラシ、洋服布用ブラシ、応用付属品収納バッグ、すき間ノズル

6. 環境への配慮
電子ユニットの基板には、鉛はんだを一切使用しないなど、環境に有害な素材の使用を控えた上、梱包材には発泡スチロールを使用しない環境に配慮した設計です。
環境への取り組みについて
東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ"Green of Process"」、「東芝の作る製品がエコ"Green of Product"」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。
- 注1 当社試験ゴミ(繊維ゴミ(綿・紙・毛髪等)1/3質量、砂ゴミ2/3質量)による吸引力性能(風量)試験において、試験ゴミ吸引前の初期データと、ゴミを吸引した後のデータを比較した結果。試験ゴミがゴミ捨てラインまで溜まったらカップからゴミを捨てて試験。ゴミの種類や条件によって異なります。長期のご使用の際は、排気清浄フィルターのお手入れが必要です。
- 注2 当社機種VC-SG711は除く
- 注3 当社試験ゴミ(繊維ゴミ(綿・紙・毛髪等) 1/3質量、砂ゴミ2/3質量)による、分離前後の試験ゴミを比較(分離力99. 9%以上)。当社試験ゴミによるものであり、ゴミの種類や量などによって異なります。
- 注4 新製品VC-SG512、SG412、S312の強モード運転との比較。当社独自の測定基準によるものであり、使用方法等により数値は異なります。
エコモードによる消費電力量の削減率
エコモード時の年間消費電力量は当社条件(エコモードで1日6分間運転)による試験値。電気掃除機の1日当たりの平均使用時間:約6分(日本電機工業会調べ)。
- 注5 新製品VC-SG512の本体質量3. 3㎏と当社従来機種VC-CG511Xの本体質量4. 9㎏との比較
- 注6 VC-SG512の底面積70840mm2に対し、当社従来機種VC-CG511Xの底面積97405mm2との比較
- 注7 VC-SG512のホース,延長管,ヘッドの合計質量1. 4KGに対し、当社従来機種VC-CG511Xのホース、延長管、ヘッドの合計質量1. 9KGとの比較
- 注8 菌の除去効果:菌の除去効果は床面の状態により異なります。またフローリングの段差や溝の菌は取れない場合があります。98%以上の除去効果は拭き掃除直後のものであり、長時間の効果を保証するものではありません。長時間の使用によるブラシの劣化等で、98%以上の除去効果は減少することがあります。試験依頼先(財)食品薬品安全センター、試験方法 試験板にビニルシートを敷き、試験菌液を均一に噴霧、完全に乾燥させ、床ブラシ5往復掃除後生残菌測定、試験結果 98%以上の除去効果を確認(試験番号N-12-00136号)
- 注9 水拭きする機能ではありません。また、液体などが乾燥して床面に付着した汚れは取れません。
新製品の主な特長(VC-SG712)
大きめのゴミと空気を分離する「デュアルトルネードシステム」とミクロのゴミと空気を分離する「ミクロトルネードシステム」という独立した2つのシステムで2段階にゴミを強力に遠心分離する「ダブル分離サイクロン」を採用しています。これにより、ミクロのゴミまで99. 8%分離注10でき、吸引力は99%以上持続注1します。分離したミクロのゴミは、UV除菌ライトの照射により除菌注11できます。
新開発のカーボン素材の延長管とイオンカーボンヘッドの採用で、従来機種(VC-SG711)より0. 3㎏軽量化した標準質量6. 1㎏となっています。パワーヘッドへの強力モーターの採用と、小型・軽量化が可能になったことで、ヘッドの自走性が向上し、床に対する抵抗も少なくなり、操作時の手への負担は小さくなります。回転ブラシのお手入れも、ヘッドの上蓋を手で外せるようになり簡単になりました。薄型ヘッドにより、高さ6. 5cm以上のすき間があれば、家具の下の奥までしっかりお掃除できます(「床ピタ設計」)。グリップも「新らくわざグリップ」です。
さらに、「ECOモード」を搭載しています。強モードに比べ、消費電力量を最大約52%削減注12する「ECOモード」運転、「節電アイドリング機能」、じゅうたん、フローリングなどの床面検知による最適なパワー制御、「ゴミ残しまセンサー」のパワー自動調節により、無駄な電力消費を抑えます。
他に、伸縮ロングノズル、便利な付属品(付属品用ホース、ロングブラシ、ふとん用ブラシ、洋服布用ブラシ、応用付属品収納バッグ、すき間ノズル)を同梱しています。
- 注10 当社試験ゴミ(繊維ゴミ(綿・紙・毛髪等) 1/3質量、砂ゴミ2/3質量)による、分離前後の試験ゴミを比較(分離力99. 8%以上)。当社試験ゴミによるものであり、ゴミの種類や量などによって異なります。
- 注11 除菌効果は粉ゴミカップ内の汚れ等の状態により異なります。また除菌効果はUV除菌直後のものであり、長時間の効果を保証するものではありません。試験依頼先 (財)食品薬品安全センター、試験方法 試験菌液を滴下した試験片を、粉ゴミカップ内に置き、強モードで運転した後の生残菌数測定、除菌方法 UV(紫外線)照射、除菌対象部分 粉ゴミカップ内、試験結果 5分間の運転で98%、10分間の運転で99%以上の除菌効果を確認(試験番号N-11-00352号)
- 注12 新製品VC-SG712の強モード運転との比較。当社独自の測定基準によるものであり、使用方法等により数値は異なります。
エコモードによる消費電力量の削減率
エコモード時の年間消費電力量は当社条件(エコモードで1日6分間運転)による試験値。電気掃除機の1日当たりの平均使用時間:約6分(日本電機工業会調べ)。
新製品の主な仕様
- 注13 吸込仕事率とはJIS規格に定められている吸込力の目安で、最大値を表示しています。
使用時の吸塵力は吸込仕事率以外に吸込具の種類・ゴミのたまり具合や床材の違い等によって異なります。お掃除の際は、ふさわしいポジションをお選びください。 - 注14 「運転音」の表示は、JIS C 9108による
プレスリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。