当社は、家庭用自走式クリーナーの新製品としてスマートロボットクリーナー「SMARBO V(スマーボ ヴイ) VC-RB8000、VC-RB7000」を9月1日より発売します。
新製品は、掃除した場所を記憶しながら、部屋中をくまなく縦横2回計4回自動でお掃除しゴミの取り残しを防ぎます。2つのCPU(ダブルブレイン機能)とカメラ機能、45個のセンシング機能を搭載した独自のナビゲーションテクノロジーで、お掃除したルートを記憶できます。充電器へも自動で戻り、途中で充電に戻る場合でも、取り残しがないよう中断した場所に戻って掃除をします。
また、ゴミを「しっかり」掃除するために、吸込み口の幅を広くした上に、横幅を広くした新開発のパワーブラシを備えた「4段階お掃除システム注1」を採用しています。「ダブルサイドブラシ」でごみをかき集め、「ワイドパワーブラシ」と「強力ファンモーター」でごみをかき上げ、「モップ(マイクロファイバークロス)」で床を拭き掃除できます。さらに、赤外線のゴミセンサーを搭載し、ゴミが多い箇所では念入りに2回廻って掃除します。走行速度も、従来比で約7%向上注2しています。加えて、従来機種より1. 3cm低い注3本体高さ8cmの薄型ボディのため、ソファー、ベッドなどの下まで掃除でき、テーブルの脚回りも回り込んでしっかりお掃除します。
ほかに、センシング機能により、障害物を避けた運転、運転中の壁への衝突防止、階段・段差からの落下などの防止もできます。赤外線信号で本体の動きを制御し、植木・家具などに近づけないよう「仮想フェンス(囲い)」を設けるバーチャルガードをVC-RB8000は2個、VC-RB7000は1個付属しています。運転は、「4つのお掃除モード」(自動、スポット、節電、手動)から選択でき、「節電モード」時は、消費電力量を約35%削減注4します。
3つの便利な機能として、時間と場所を気にせずお掃除できる運転音は約52DB注5の「マナーモード」、設定した時刻に自動で運転する「タイマー/デイリー」、動作内容をお知らせする「音声ガイド」を搭載しています。
新製品の概要
開発の背景と狙い
家庭用自走式クリーナー(ロボットクリーナー)の国内市場は、2011年度は約18万台、2012年度には約25万台に達するとみています(東芝調べ)。
ロボットクリーナーに対しては、共働きでの忙しさ、家事省力化のために自動で掃除をしてほしい等のニーズがある一方、「取り残し」「吸引力」「運転音」などに対する不満も多数あります(東芝調べ)。こうした声に対応して、当社は「しっかり」と「丁寧」にお掃除できるロボットクリーナーを新たに商品化し、発売します。
新製品の主な特長
1. 独自のナビゲーションテクノロジーでお掃除したルートを記憶し、縦横計4回お掃除
新製品は、2つのCPU(ダブルブレイン機能)と45個のセンシング機能、カメラ機能を搭載しているため、室内を7cm平方の区画に分けて通過したルートを記憶しながら掃除します (ナビゲーションテクノロジー)。さらに、縦横2回ずつ計4回自動で掃除するので、取り残しが少なく、しっかり掃除できます。これは、スピード(加速度センサー)、移動距離(距離検知センサー)、角度(ジャイロセンサー)等のセンシング情報とカメラ等からの情報を内蔵のダブルブレイン機能で同時に処理することで可能になります。片方のCPUは、本体のスピード、移動距離、角度をセンシングしたデータを分析することにより本体の動きを制御し、もう一方は、上方140度の天井や壁を1秒間に30カット撮影するカメラ機能のデータを分析し動きを制御します。
室内に障害物があり迂回する場合、途中で充電に戻る場合でも、取り残しがないよう中断した場所に戻って掃除を再開できます。充電器へも自動で戻ることができます。
2. 新開発の「ワイドパワーブラシ」を採用した「4段階お掃除システム注1」でしっかりお掃除
ゴミを「しっかり」掃除するために、吸込み口の幅を広くした上に、横幅を広くした新開発のパワーブラシを備えた「4段階お掃除システム注1」を採用しています。「ダブルサイドブラシで壁際などに溜まったゴミを本体中央にかき集め」「開口部幅20CMのワイドパワーブラシで絨毯に絡みついた毛ゴミ、フローリングの溝のゴミまで強力にかき込み」「強力ファンモーターでごみを吸い取り」「モップ(マイクロファイバークロス)で床を拭き掃除」できます。さらに、赤外線のゴミセンサーを搭載し、ゴミが多い箇所では念入りに2回廻って掃除します。走行速度も、従来比で約7%向上注2しています。本体高さ8CM薄型ボディのため、ソファー、ベッドなどの下まで掃除でき、テーブルの脚回りも回り込んでしっかりお掃除します。
3. 安全に配慮したかしこい機能
室内の障害物、壁への衝突を避ける本体前方の障害物センサー(12個、赤外線方式)、約5cm注7の段差を認識する段差センサー(3個、赤外線方式)などを搭載しています。また1. 5cm注8の段差を乗り越えることができます。
赤外線信号で本体の動きを制御し、植木・家具などに近づけないよう「仮想フェンス(囲い)」を設けるバーチャルガードをVC-RB8000は2個、VC-RB7000は1個付属しています。掃除中に本体を持ち上げると安全装置が働き自動で運転を停止します。
4. 4つのお掃除モード
「4つのお掃除モード」(自動、スポット、節電、手動)で運転できます。「節電モード」時は、消費電力量を約35%削減注4します。
5. 3つの便利な機能
時間と場所を気にせずお掃除できる「マナーモード」(運転音約52DB注5)、設定した時刻に自動で運転できる「タイマー」機能と毎日同じ時刻に自動で運転できる「デイリー」機能、操作内容をお知らせする「音声ガイド」を搭載しています。
6. 使い勝手から清掃まで
・ダストボックスを外して、簡単にゴミ捨てできます。
・ダストボックスとフィルター(プリーツフィルターとネットフィルター)は丸ごと水洗い可能。交換用プリーツフィルター1個同梱(RB8000のみ)。
・モップ(マイクロファイバークロス)は水洗い可能(2枚同梱)。
7. 環境への配慮
「EU-ROHS指令」に適合する対応をしています。
環境への取り組みについて
東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ"Green of Process"」、「東芝の作る製品がエコ"Green of Product"」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。
- 注1 フローリングでの使用時のみ
- 注2 当社従来機種VC-RB100の走行速度280mm/SECと新製品VC-RB8000の走行速度300mm/SECの比較。
- 注3 当社従来機種VC-RB100の高さ9. 3cm
- 注4 自動モードと節電モード時の消費電力量の比較。当社試験条件により約9畳を掃除した時の試験値。自動モード時 約19. 7WHと節電モード時12. 8WHとの比較
- 注5 フローリング上での当社試験結果による。標準モード時56DB
- 注6 当社従来機種VC-RB100
- 注7 低い段差や床の色、材質によっては、センサーが検知にしにくい場合があります
- 注8 段差の形状によっては、1. 5cm以下の段差でも乗り越えられない場合があります
新製品の主な仕様
プレスリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。