業界初、ファンまで洗える。
清潔さにこだわった加湿機能付空気清浄機の発売について

－本体内部を分解して掃除可能、従来機種比で容積を約33％削減した丸型タイプ－

 

当社は、加湿機能付空気清浄機の新製品として、「ULOS（ウルオス）」CAF－KP40Xを9月25日より順次発売します。

新製品は、清潔さに配慮した設計により、空気清浄機では業界で初めて^注1ファンを外して水洗いでき、本体内部も分解して掃除できます。従来の空気清浄機のフィルターは、長方形のフィルターを縦に重ねていましたが、新製品では、丸型三層構造の「ドーナツ型集じんフィルター」と「ドーナツ型気化フィルター」、「脱臭フィルター」を採用しました。これにより、フィルターを簡単に取り外せるため、内部の拭き掃除、掃除機でのお手入れなどが可能になりました。

「ドーナツ型集じんフィルター」（交換目安約5年）は、抗花粉^注2・ダニの死がい^注3・抗菌^注4・防カビ^注5に効果がある三層構造のフィルターです。「ドーナツ型気化フィルター」（交換目安約10年）は、抗菌^注6・防カビ^注7処理を施しています。「ドーナツ型気化フィルター」と「脱臭フィルター」は共に水洗い可能で、「脱臭フィルター」は洗浄により脱臭力が回復^注8します。

さらに、新開発ターボブロアファンとドーナツ型フィルターにより、丸型ボディに沿って風が本体の左右からやさしく吹き出します。従来機種に比べ容積を約33％削減^注9したコンパクトタイプです。他に、除菌^注10、脱臭^注11注12、花粉^注13、ダニの死がい^注14などの働きを抑制する効果がある「ピコイオン」、抗菌^注15注16加工した加湿用の給水タンクとタンクキャップ、トレイ内の水の菌の繁殖を抑える「抗菌^注17ガラス」などにより清潔さに配慮しています。加えて、ペット臭、タバコ臭に反応する「においセンサー」で風量を自動調整できます。

新製品の概要

他に、空気清浄機「ULOS（ウルオス）」のシリーズとして、大容量インバーターモーターと新開発ターボブロアファン採用により消費電力を従来機種比で約37％低減^注19した加湿機能付空気清浄機CAF－KP50Xを9月25日に、コンパクトタイプの空気清浄機CAF－P35を9月16日に発売します。いずれもファンを外して水洗い可能で、本体内部を分解して掃除できます。

開発の背景と狙い

2012年度の国内の空気清浄機出荷台数は、約260万台と予測しています（東芝調べ）。空気清浄機へのニーズは、季節的な花粉対策、除菌などの清潔さに加え、お手入れへの要望が強くあります。当社は、こうしたニーズを踏まえ、加湿機能付き空気清浄機の新製品を商品化し、発売します。空気清浄機は、当社グループ会社である東芝ホームテクノ株式会社が、販売して参りましたが、2012年度新商品より、今年度当社内に新設しましたビューティー＆ライフクオリティー事業部で企画、販売します。当事業部では、空気清浄機の他に、加湿器、除湿乾燥機、扇風機などの空質商品と、ドライヤーなどの理美容商品を取り扱います。

新製品の主な特長

1. 業界初^注1、ファンが洗える。本体内部を分解して掃除できる。

新製品は、清潔さに配慮した設計により、空気清浄機では業界で初めて^注1、ファンを外して水洗いでき、本体内部も分解して掃除できます。

従来の空気清浄機のフィルターは、長方形のフィルターを縦に重ねていましたが、新製品では、丸型三層構造の「ドーナツ型集じんフィルター」と「ドーナツ型気化フィルター」、「脱臭フィルター」を採用しました。フィルターがまとまって簡単に取り外せるため、内部の拭き掃除、掃除機でのお手入れなどが容易にできます。

「ドーナツ型集じんフィルター」（交換目安約5年）は、抗花粉^注2・ダニの死がい^注3・抗菌^注4・防カビ^注5に効果のある三層構造のフィルターです。「ドーナツ型気化フィルター」（交換目安約10年）は、抗菌^注6・防カビ^注7加工です。

2. 丸型ボディに沿ってやさしく吹き出す風

新開発「ターボブロアファン」と「ドーナツ型フィルター」により、丸型ボディに沿って風がやさしく、吹き出します。

3. 高さ、奥行きを抑えたコンパクトボディ

従来機種に比べ容積を約33％削減^注9したコンパクトタイプです。移動に便利なキャリーハンドル付きです。

4.水タンクなしで「ピコイオン」を放出

除菌^注10、脱臭^注11注12、花粉^注13、ダニの死がい^注14などの働きを抑制する効果がある微細な「ピコイオン」は、空気中から水分を吸収する潮解性の化合物を新採用した「ピコイオンユニット」のピンにより、水タンクなしで放出できるようになりました。

【商品における「ピコイオンユニット」搭載の効果について】除菌効果・ウイルス抑制効果については、第三者機関による試験方法・試験結果に基づいています。実験用の発生装置を使ったもので、製品に同様の効果があることを保証するものではありません。また、設置した部屋の環境や使用状況によって異なります。

5.タンクも水も抗菌

加湿用の給水タンクとタンクキャップは、抗菌^注15注16加工し、トレイ内の水も菌の繁殖を抑えるため「抗菌^注17ガラス」を入れています。

6.ホコリ、においに反応して風量を上げるセンサー

空気清浄時に、ペット臭、タバコ臭などを検知すると自動的に風量を上げ脱臭する「においセンサー」を搭載しています。CAF－KP50Xは、「においセンサー」に加えて、ハウスダスト（ホコリ、ダニの死がい、カビの胞子、花粉）などを検知すると自動的に風量を上げる｢ホコリセンサー｣を搭載しています。

環境への取り組みについて

東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ"Green of Process"」、「東芝の作る製品がエコ"Green of Product"」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。

東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。

• 注1 国内家庭用空気清浄機において（2012年9月10日現在 当社調べ）
• 注2 試験機関：住化エンビロサイエンス（株）、試験方法：ELISA法に準拠、抗花粉の方法：不織布フィルタ材にポリフェノール系抗アレル物質を担持、抗花粉を行っている対象部分の名称：抗花粉・ダニ・抗菌・防カビフィルター、試験結果：植物花粉アレル物質に対する99％の低減効果を確認、試験番号：SF07-M530A
• 注3 試験機関：住化エンビロサイエンス（株）、試験方法：ELISA法に準拠、抗ダニの方法：不織布フィルタ材にポリフェノール系抗アレル物質を担持、抗ダニを行っている対象部分の名称：抗花粉・ダニ・抗菌・防カビフィルター、試験結果：動物性アレル物質に対する99％の低減効果を確認、試験番号：SF07-M530A
• 注4 試験機関：一般財団法人ボーケン品質評価機構、試験方法：JIS L1902に準拠、抗菌の方法：不織布フィルタ材に銀系抗菌剤を担持、抗菌を行っている対象部分の名称：抗花粉・ダニ・抗菌・防カビフィルター、試験結果：99.9％以上の抗菌効果を確認、試験番号：003488-1,003488-2
• 注5 試験機関：一般財団法人ボーケン品質評価機構、試験方法：JIS L 1902に準拠/カビ試験（ハロー法）に準拠、防カビの方法：不織布フィルタ材にピリジン系防カビ剤を担持、防カビを行っている対象部分の名称：抗花粉・ダニ・抗菌・防カビフィルター、試験結果：カビ種について生育阻止帯ができるのを確認、試験番号：003488-3
• 注6 試験機関：一般財団法人カケンテストセンター、試験方法：JIS L 1902に準拠 菌液吸収法、抗菌の方法：気化フィルターに抗菌加工、抗菌を行っている対象部分の名称：気化フィルター、試験結果：99.9%の抗菌効果を確認、試験番号：CK-12-004419
• 注7 試験機関：一般財団法人カケンテストセンター、試験方法：JIS L 1902に準拠 カビ試験（ハロー法）、防カビの方法：気化フィルターに防カビ剤を含浸、防カビを行っている対象部分の名称：気化フィルター、試験結果：防カビ効果を確認、試験番号：HR-12-003131
• 注8 洗い方や洗う頻度によって再生の度合いが異なります
• 注9 当社機種CAF－KN35X（2011年度機種） 幅380×奥行250×高さ580㎜との比較。CAF－KN35X容積0.0551m³、CAF－KP40X容積0.0371m³
• 注10 試験機関：京都薬科大学薬剤学分野、試験方法：24m³の試験空間に菌培地を置き、ピコイオンユニットを作動させ、生菌数の変化を測定（標準寒天培地表面塗抹法）、除菌の方法：ピコイオンを空気中に放出、試験結果：24時間後に99.9％抑制、試験番号：第120731-1号
• 注11 試験機関：京都薬科大学　薬剤学分野、試験方法：24m³の試験空間で、あらかじめタオルに吸着させたノネナール臭の脱臭効果を6段階臭気強度表示法で判定、脱臭の方法：ピコイオンを空気中に放出、試験結果：2時間後には2.0に減少、試験番号：第120803-2号　臭気強度1下がるとは、90%の低減を意味します。
• 注12 試験機関：京都薬科大学　薬剤学分野、試験方法：24m³の試験空間で、あらかじめタオルに吸着させたタバコ臭の脱臭効果を6段階臭気強度表示法で判定、脱臭の方法：ピコイオンを空気中に放出、試験結果：2時間後には1.5に減少、試験番号：第120803-1号　臭気強度1下がるとは、90%の低減を意味します。
  タバコにふくまれる有害物質（一酸化炭素等）は除去できません。常時発生し続けるニオイ成分（建材臭、ペット臭など）は、すべて除去できるわけではありません。脱臭効果は、周囲環境（温度、湿度）、運転時間、臭気、繊維の種類によって異なります。
• 注13 試験機関：京都薬科大学薬剤学分野、試験方法：1m³ 試験ボックス内でピコイオンユニットを作動させ、シャーレに塗布されたスギの花粉の作用をELISA 法で測定、抗花粉の方法：ピコイオンを空気中に放出、試験結果：18時間で表皮99.0％、核99.7％抑制、試験番号：第120809-1号
• 注14 試験方法：1m³ 試験ボックス内でピコイオンユニットを作動させ、シャーレに塗布されたダニの死がいと糞の作用をELISA 法で測定、抗ダニの方法：ピコイオンを空気中に放出、試験結果：18時間でダニの死がい99.2％、ダニの糞99.6％抑制、試験番号：第120809-2号
• 注15 試験機関：一般財団法人新潟環境衛生研究所、試験方法：JIS Z 2801に準拠、抗菌の方法：タンクに抗菌加工、抗菌を行っている対象部分の名称：タンク、試験結果：99.9％の抗菌効果を確認、試験番号：第201204931-001-MBA号
• 注16 試験機関：一般財団法人新潟環境衛生研究所、試験方法：JIS Z 2801に準拠、抗菌の方法：タンクキャップに抗菌加工、抗菌を行っている対象部分の名称：タンクキャップ、試験結果：99.9％の抗菌効果を確認、試験番号：第200903679-001-MBA号
• 注17 試験機関：一般財団法人新潟環境衛生研究所、試験方法：浸漬法により混釈平板培養法で菌数を計測、抗菌の方法：水溶性ガラスに銀を含有、抗菌を行っている対象部分の名称：抗菌ガラス、試験結果：99％の抗菌効果を確認、試験番号：第200903677-001-MBA号
• 注18 CAF－KP50Xに搭載
• 注19 当社機種CAF－KN48X（2011年度機種） 加湿空清運転 風量強時70Wとの比較

新製品の主な仕様

プレスリリースに掲載されている情報（製品の価格／仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など）は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。