集塵力を高めゴミの取り残しが少ないスマートロボットクリーナーの発売について

-ゴミ捨ての頻度を月1回に減らす注1自動集塵の充電台を新搭載-

 

2014年08月21日

東芝ライフスタイル株式会社

当社は、スマートロボットクリーナーの新製品として、「TORNEO ROBO (トルネオ ロボ)」VC-RCX1、VC-RVD1を9月上旬から発売します。

新製品は、ゴミの取り残しを少なくするために、「高精度赤外線センサー」と「超音波センサー」で室内の障害物・壁・隅の位置を正確に検知し、70以上の行動パターンから選んで掃除をします(「SMART BRAIN(スマートブレイン)」)。また、従来のロボットクリーナーでは取りきれなかった隅、壁際、家具の周囲のゴミを掃除できるように、ブラシの回転軸を本体外周近くにし、ブラシ毛の長さも従来機種注2より24mm長くした、2本の「サイドアームブラシ」を採用しました(可動集塵システム「3D DRIVE(ドライブ)」)。これにより、部屋の隅のゴミを99%以上除去できます注3。さらに、本体が掃除途中で停止する原因となるホットカーペットのコントローラー等の段差にも引っ掛かりにくくするために、床面に沿って上下する本体底面の回転ブラシユニットに加え、本体底面から床面までを約15mmに設定して、段差を乗り越えやすくしています。

また、ゴミ捨ての手間を1ヶ月に1回程度注1まで少なくするために、スマートロボットクリーナーが掃除終了後に戻る充電台「ダストステーション」に集塵したゴミを吸引するための機構を備えました。

他に、VC-RCX1は、内蔵カメラと通信機能を備えているため、東芝のホームITシステム「フェミニティ」に接続注4することで留守宅の様子を撮影して、外出先からスマートフォンで画像を確認することもできます。

また、「SMART BRAIN」と可動集塵システム「3D DRIVE」搭載の「TORNEO ROBO (トルネオ ロボ)」VC-RV1を9月上旬から発売します。

新製品の概要

形 名価 格発売時期月間販売目標
VC-RCX1(W)グランホワイトオープン9月上旬6千台
VC-RVD1(R)グランレッド
(H)メタリックグレイ10月
(W)グランホワイト11月
VC-RV1(H)メタリックグレイ9月上旬

開発の背景と狙い

国内のクリーナー市場では、近年ロボットクリーナーが着実に伸長しており、2014年度需要は前年比約15%増の約30万台と予測しています(当社調べ)。ロボットクリーナーの購入動機のうち、最も多いのは「自分の時間が増える」(37%)、次いで「留守中に掃除ができる」(16%)でした(当社調べ)。有職女性の増加といった背景もあり、家事労働の時間を減らしたいという要望は高く、今後もロボットクリーナーは着実に伸長するとみています。一方、不満点としては、「途中で止まることがある」、「壁際や隅のゴミ取れが不十分」、「ダストカップの容量が少ない」などが挙げられます(当社調べ)。当社は、こうした点を踏まえ、現在の日本の住環境において求められるロボットクリーナーを原点に戻って考え直し、「信頼できる掃除力」を備えた新製品として商品化し、発売します。

新製品の主な特長

1. ゴミの取り残しを少なくする「SMART BRAIN(スマートブレイン)」

新製品は、「高精度赤外線距離センサー」と「超音波センサー」で室内の障害物・壁・隅の位置を正確に検知し、70以上の行動パターンから選んで掃除をします。前方の障害物・壁・家具を検知する「超音波センサー」は、赤外線センサーでは検知しにくいガラス、黒っぽい色の家具・壁等も確実に検知できます。本体側面に搭載した「高精度赤外線距離センサー」は壁との距離をほぼ一定の2CM以下注5に保ち、壁際のゴミを取り除きます。他にも7cm以上注6の段差を回避して本体の落下を防止する段差センサー、走行距離センサーなど合計27個のセンサーを搭載しています。

2. 可動集塵システム「3D DRIVE(ドライブ)」

従来のロボットクリーナーでは取りきれなかった隅、壁際、家具の周囲のゴミを掃除できるように、ブラシの長さを従来機種注2より24mm長くした、2本の「サイドアームブラシ」を採用しました。ブラシの回転軸も本体底面の外周近くに配置することで、壁際にもブラシが届きゴミを取り除きます。ゴミが寄りがちな部屋の隅では約3秒間停止して、本体を左右に動かし入念に掃除を行い、ゴミを99%以上注3除去します。「サイドアームブラシ」は通常は本体外周より出っ張っていますが、障害物に当ると引っ込んで障害物を回避します。

加えて、本体底面の回転ブラシは、床面に沿って上下に動く「可動式回転ブラシユニット」のため、ブラシが床面に接することで集塵しやすくなります。床に敷いたカーペット、敷居、ホットカーペットのコントローラーなどの段差に当った場合も本体内部に引っ込むことで、引っ掛かりにくくなります。さらに、本体底面から床面までを約15mmに設定して、障害物を乗り越えやすくしており、高さ20mmまでの段差を乗り越えられます。ブラシにはキャニスタータイプのクリーナーと同じ毛ブラシを使用し、集塵のためのファンモーターは毎分最大約12,500回転で強力な吸引力を発揮します。

3. ゴミ捨ての頻度を減らす、自動集塵の充電台「ダストステーション」(VC-RCX1/RVD1)

ゴミ捨ての頻度が少なくなるように、吸引機構を搭載した新開発の充電台「ダストステーション」を採用しました。ロボットクリーナーが集塵してきたゴミを、自動で「ダストステーション」のダストボックスに都度吸引します。「ダストステーション」のダストボックスは、約1ヶ月分注1のゴミを集められます。また、吸引後はロボットクリーナー本体のダストカップはゴミが入っていない状態になるので、集塵力が持続します。「タイマー予約機能」で曜日とお掃除開始時刻を設定しておけば、より手間が省けます。

4. 毎日使っても約3年間の長寿命「リチウムイオン電池」

充電回数約1100回注7の長寿命設計「リチウムイオン電池」を使用しているため、1日1回運転した場合でも約3年間使用可能です注7

5. ホームITシステム「フェミニティ」接続注4で、留守宅の画像をスマートフォンで確認 (VC-RCX1)

VC-RCX1は、内蔵カメラと通信機能を搭載しています。外出先からスマートフォンで指示するとロボットクリーナーが予め指定しておいた場所(フォトポインターの置かれた場所)に移動し、撮影します。外出先からでも留守中のお部屋の様子が確認できます。画像は指定した方向のみのワンショット撮影、360度旋回しながら撮影するパノラマ撮影注8などが選べます。撮影した画像は、東芝フェミニティ倶楽部のサーバー経由で、離れた場所でもスマートフォン等で見ることができます。フォトポインター1個は製品に付属していますが、別売のフォトポインターを追加して合計3台設置すれば、本体1台で3箇所までの画像を撮影できます。

  • 注1 当社試験基準による。日本電機工業会吸い込み力持続率測定方法の自主基準ゴミを使い、1日相当分1Gのゴミを集塵する試験を30回実施し、集塵することを確認。ゴミ捨て時期はゴミの種類、量、使用環境により異なります。
  • 注2 当社従来機種VC-RB8000との比較
  • 注3 当社試験基準による。当社試験ゴミ(砂ゴミ)を隅に10CM×10CMに均一に撒いて、自動モードでの掃除後のゴミの残存面積が1%未満。当社試験ゴミによるものであり、ゴミの種類や量、使用環境などによって異なります。
  • 注4 別売の「東芝ホームゲートウェイ(型名:HEM-GW13A)」と「フェミニティ倶楽部」への入会(有料)が必要です。常時接続ブロードバンドのインターネット環境とパソコンが必要になります。
  • 注5 壁面の色、材質、形状により異なります。
  • 注6 床面の色、材質、形状により異なります。
  • 注7 周囲温度が25℃で、満充放電を繰り返す当社試験基準による試験の場合。約1100回の充電が可能。1日1回使用した場合、約3年間使用が可能。
  • 注8 スマートフォンなどの端末によりパノラマ画像で再生できない場合があります。

別売品

バーチャルガード VJ-RBG3 (対応機種VC-RCX1、RVD1、RV1)

希望小売価格 3,980円(税抜)

赤外線信号による仮想フェンスを作り、本体の進入禁止区域を設定します。

フォトポインター 部品コード41489053 (VC-RCX1専用) サービス部品扱い

希望小売価格 4,700円(税抜)

新製品の主な仕様

形  名VC-RCX1VC-RVD1VC-RV1
外形寸法幅350×奥行350×高さ87mm
本体質量3. 4kg
本体電源方式充電式(バッテリー:リチウムイオンバッテリー)
集じん容積0. 2L
充電時間約5時間
お掃除モード自動、スポット、手動
掃除時間最大約70分間注9
SMART BRAIN
センサー数27
行動パターン70通り以上
3D DRIVE
ダストステーション
充電台(寸法)奥行278×幅318×高さ170mm奥行150
×幅228
×高さ97mm
カメラ・通信機能画像サイズ:
VGA(30万画素)
レンズ:広角レンズ
(歪補正処理を搭載)
通信:Bluetooth
Version2.1注10
付 属 品リモコン
お手入れブラシ
フォトポインター(1個)
リモコン
お手入れブラシ
リモコン
お手入れブラシ
  • 注9 お掃除時間は部屋の広さ、形状、電池残量、使用環境等によって異なります。
  • 注10 Bluetooth®Version1.1以降のBluetooth®ワイヤレステクノロジを用いた機器と互換性があります。電波の特性上、環境条件により通信距離、および通信速度は異なります。

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