最大10.5時間の連続暖房が可能!注1
暖房強化型エアコン「あったか大清快」を発売

~特許技術「無風感空調」も進化し、夏の冷房も長時間快適に~

2025年09月02日

東芝ライフスタイル株式会社

 東芝ライフスタイル株式会社は、暖房強化型エアコン「あったか大清快」の新製品として「DRNUシリーズ」4機種を9月下旬より発売します。
 新製品では、新開発「AIデフロスト・テクノロジー」を搭載し、最大10.5時間の連続暖房運転を可能にしました。
 また、当社独自の「無風感ルーバー」を改良した、ルームエアコン「大清快」のフラッグシップモデル「V-DRシリーズ」9機種も10月下旬より発売します。無風感空調の気流を拡散する効果が向上し、より自然で柔らかな風当たりを実現しました。

新製品の概要

           
シリーズ名本体色容量(kW)基本仕様(4.0kWモデル)価格発売時期月産台数
定格
冷房能力
定格
暖房能力
低温
暖房能力
省エネ基準
達成率
DRNUシリーズ(W) ホワイト2.8~6.3
(4機種)
4.0kW5.0kW8.9kW109%オープン9月下旬5百台
V-DRシリーズ2.2~8.0
(9機種)
4.0kW5.0kW8.9kW107%10月下旬8千台

 寒冷地域での暖房運転は、室外機に付着した霜を取り除くために運転を一時停止して除霜(霜取り)運転を行うことがあります。この除霜運転中は室温が下がってしまうため、快適性が損なわれる点が課題となっています。
 今回、6年ぶりのモデルチェンジとなる暖房強化型エアコン「DRNUシリーズ」では、新開発の除霜技術「AIデフロスト・テクノロジー」を搭載しました。AIが室外機の着霜量をリアルタイムで判定。霜が付き始めの溶かしやすい段階で暖房運転を止めずに素早く除去することで、最大10.5時間の連続運転を可能にしました。
 また、お好みのタイミングで除霜運転ができる「除霜」モードを新搭載注2。暖房使用前にあらかじめ除霜を行っておくことで、運転中に発生する除霜運転を抑えることができます。
 その他、外気温-25℃の環境でも運転可能注3な高い暖房性能と、目標年度2027年度の新しい省エネ基準をクリアした高い省エネ性能を備えています。
「DRNUシリーズ」は当社の「大清快」シリーズにおける暖房強化型モデルとして、新たに「あったか大清快」のブランド名称を採用し、「大きな省エネ・清らか空気・快適空調」のコンセプトとともに冬の快適なライフスタイルを提案してまいります。

「大清快」シリーズのフラッグシップモデルである「V-DRシリーズ」では、当社の特許技術である「無風感空調」が進化しました。独自の「無風感ルーバー」を改良することで風速を従来比約30%低減※1、風当たりを和らげる効果がさらに向上しました。

※1 従来機種 RAS-U402DRと新機種 RAS-V402DRとの比較。無風感冷房時のエアコンから2.5m離れた位置における平均風速の違いにおいて。

新製品の新たな特長

1. 新開発「AIデフロスト・テクノロジー」により、最大10.5時間の連続暖房運転を実現(DRNUシリーズ)

2. ワンタッチで室外機をリフレッシュできる「除霜」モードを搭載(DRNUシリーズ)

3. 高い暖房性能と高い省エネ性能を両立(DRNUシリーズ)

4. 新形状の無風感ルーバーで風当たりを和らげる効果が向上(DRNUシリーズ、V-DRシリーズ)

 

新製品の主な特長 ※画像・図はすべてイメージ

1.快適暖房(DRNUシリーズ)

①新開発「AIデフロスト・テクノロジー」により、最大10.5時間の連続暖房運転を実現

室外機に付着した霜を少しずつ除去していくことで、除霜による暖房運転の停止を抑制し、長時間の連続運転を可能にする「AIデフロスト・テクノロジー」を新たに開発しました。この技術では、室外機に付着する霜の量をAIがリアルタイムで判定。霜が付き始めの溶かしやすい段階で、暖かい冷媒を室外機側にも流して霜を取り除きます※2。少量の霜を短時間で除去することで暖房運転を止めることなく、除霜中も吹き出し温度は約40℃以上をキープしながら、最大10.5時間の連続運転を実現しました。

※2 使用条件により通常の除霜運転を行う場合があります。

 

②ワンタッチで室外機をリフレッシュできる「除霜」モードを搭載

リモコンの「除霜」ボタンを押すだけで、お好みのタイミングで除霜運転ができるモードを新たに搭載しました。暖房運転前にあらかじめ除霜を行って室外機の状態をリフレッシュしておくことで、運転中に発生する除霜運転を抑えることができます。
また、当社提供の専用アプリ「IoLIFEアイオーライフ」のウィークリータイマー機能と連携することで、除霜運転をする曜日・時間を自由に設定できます。たとえば、起床前にリビングのエアコンで除霜運転を行うようスケジューリングするなど、日常の生活リズムに合わせた活用が可能です。

③高い暖房性能と高い省エネ性能を両立

日本の寒冷地域の環境に適した暖房性能を発揮できるよう、北海道の旭川に試験所を開設。厳しい冬の環境の中で、暖房性能試験や耐久試験など、さまざまな試験を重ねて開発を行いました。
その結果、低温暖房能力9.0kWを実現※3。-7℃の極低温下においても定格暖房能力を上回る7.0kW以上を発揮します。また、室外機に凍結防止ヒーターを搭載したことで、外気温-25℃の環境下でも運転が可能です。
さらに、目標年度2027年度の新しい省エネ基準を4機種すべてでクリアし、高い暖房性能に加えて高い省エネ性能も実現しました。

※3 RAS-632DRNUにおいて。その他機種は8.9kW。

 

④最大60℃注4の吹き出し温度で部屋を暖める「高温風モード」

暖房運転中にリモコンの「高温風」ボタンを押すだけで、一定時間、最大60℃の高温風を吹き出す「高温風モード」を新搭載。帰宅直後や着替えのときなど、一時的にしっかり暖まりたいときに便利な機能です。足もと付近の温度も最大40℃注5を実現し、寒い冬の日でも快適に過ごすことができます。

 

⑤運転開始と同時に温風が吹き出す「予熱設定」

入タイマー利用時に活用できる「予熱設定」機能を新たに搭載しました注6。通常、暖房運転開始時には室内機の予熱が必要なため、温風を吹き出すまでに時間がかかりますが、「予熱設定」をオンにしておくことで、運転開始時刻の前に室内機を加温し、設定時刻と同時に温風を吹き出すことができます注7

2.無風感空調

新形状の無風感ルーバーにより、気流の拡散効果が向上

2019年の「F-DXシリーズ」で初めて搭載して以来、多くのお客様にご好評いただいている特許技術「無風感空調」を新製品でも搭載しています。この機能は、室内機の吹出し口に搭載している「無風感ルーバー」にある無数の穴を通り抜けた気流と、通常の気流がぶつかることで風を拡散し、風当たりを和らげる技術です※4
新製品ではこの「無風感ルーバー」を一新。穴の形状を丸形からダイヤ形に変更し、加えて、穴の一つひとつに傾斜をつけました。ルーバー中央の穴は正面を向き、両端に向かうにつれて外側に傾くように設計しています。これらの改良により気流の抜け方が従来よりも不均一になり、より拡散しやすい風を創り出せるようになりました。吹き出し口から2.5m離れた位置での平均風速を約30%低減させ、冷房風を不快に感じるユーザーにとって、「無風感空調」はさらに快適性を高めた機能へと進化しました。

※4 冷房時、除湿時、空清運転時に限ります。

新製品の主な仕様比較

       
特長\シリーズ名あったか大清快 DRNUシリーズ大清快 V-DRシリーズ
目標年度2027年度
省エネ基準達成機種
全4機種で基準達成
*寒冷地仕様(暖房強化型)
9機種中8機種で基準達成
無風感空調
(新形状の無風感ルーバーを採用)
レーダー(風あて、風よけ)
弱冷房 (控えめの冷房運転)
節電冷房 / 節電暖房
空気清浄(プラズマ空清)
エアモニター
快適暖房AIデフロスト・テクノロジー
凍結防止ヒーター
ワンタッチ除霜
高温風モード
予熱設定
低外気温対応-25℃-15℃

新製品の仕様一覧

       
シリーズ名あったか大清快 DRNUシリーズ大清快 V-DRシリーズ
形名
(省エネ基準達成率)
おもに6畳RAS-V221DR (106%)
おもに8畳RAS-V251DR (106%)
おもに10畳RAS-282DRNU (108%)RAS-V281DR (106%)
おもに12畳RAS-V361DR (100%)
おもに14畳RAS-402DRNU (109%)RAS-V402DR (107%)
おもに18畳RAS-562DRNU (100%)RAS-V562DR (100%)
おもに20畳RAS-632DRNU (100%)RAS-V632DR (100%)
おもに23畳RAS-V712DR (100%)
おもに26畳RAS-V802DR (96%)
運転モードAI快適 / 冷房 / 暖房 / 除湿(おすすめ除湿、除湿弱、除湿強、衣類乾燥) / 空清
空気清浄
(プラズマ空清)
方式電気集じん方式(熱交換器に吸着し屋外へ排出)
集じん能力JEM空気清浄適用床面積 10畳相当(3.6kW~8.0kW)/ 9畳相当(2.2kW~2.8kW)
PM2.5除去性能99%除去注8
((一社)日本電機工業会規格「JEM1467:微小粒子状物質(PM2.5)に関する除去性能」に適合)
PM0.1除去性能PM0.1レベルの微細な粒子(0.09~0.11μm)を90分間で98%以上除去注9
お手入れエアフィルターフィルター自動お掃除機能
ダストボックス楽ダストボックス(掃除機で簡単お手入れ)
清潔抗菌加工注10リモコン、室内機送風ファン、上下ルーバー、エアフィルター
熱交換器コーティングマジック洗浄熱交換器(熱交換器コーティング)
クリーニング機能UVプレミアムクリーン除菌注11(UVを照射しながら熱交換器を除菌)
遠隔操作(無線LAN機能)IoLIFEサービス対応 (スマートフォンでの操作、スマートスピーカーによる音声操作)
外形寸法室内機(幅)798mm、(奥行)386mm、(高さ)295mm
室外機
*突起部含まず
(幅)863mm、(奥行)320mm、(高さ)713mm2.2kW~2.8kW:(幅)780mm、(奥行)290mm、(高さ)550mm
3.6kW~8.0kW: (幅)863mm、(奥行)320mm、(高さ)713mm
  • 注1RAS-402DRNUにおいて、当社環境試験室(12畳)にて、外気温2℃・室温23℃・風量「自動」での連続運転時間。使用条件により連続暖房運転時間が短くなる場合があります。
  • 注2除霜モード中は平均904Wの電力を消費します。
  • 注3暖房時、室外機の吸い込み温度。暖房運転することを確認(暖房能力を保証するものではありません)。使用環境、設置状況により能力は低下する場合があります。
  • 注4RAS-402DRNUにおいて、当社環境試験室(12畳)にて、外気温2℃・室温20℃・設定温度「32℃(高温風モード)」時の吹き出し口付近の最高温度(風量は標準定格暖房に対し約49%)。約60℃の温風が約3分間吹き出すことを確認。
  • 注5RAS-402DRNUにおいて、当社環境試験室(12畳)にて、外気温2℃・室温20℃・設定温度「32℃(高温風モード)」時のエアコンから3m離れた床上5cm中央部の最高温度。使用条件により温度は異なります。
  • 注6出荷時は予熱設定「なし」になっています。
  • 注7RAS-402DRNUにおいて、当社環境試験室(12畳)にて、外気温2℃・室温10℃、予熱1時間後に暖房を開始し、吹き出し口温度35℃以上の温風が吹き出すことを確認。予熱運転時は平均525Wの電力を消費します。使用条件により温風が吹き出す時間は異なります。
  • 注8PM2.5とは2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。JEM1467に基づく除去性能試験においては、0.1μm未満の微小粒子状物質の除去確認はしていません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。32㎥(約8畳)の密閉空間での効果であり、実使用空間での結果ではありません。【試験方法】(一社)日本電機工業会規格「JEM1467:微小粒子状物質(PM2.5)に関する除去性能」による。【判定基準】0.1~2.5μmの微小粒子状物質を32㎥(約8畳)の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること。[31㎥(約7.8畳)にて試験。32㎥(約8畳)の試験空間に換算した値です。]
  • 注9PM0.1とは0.09~0.11μmの微小粒子状物質の総称です。【試験機関】暮らしの科学研究所(株)【試験方法】31㎥試験チャンバー内に タバコ(5本)の煙を発生させ、エアコンを空清運転。経時的にチャンバー内(室内中央・床上92cm)の粒子濃度を測定。【試験結果】空清運転前に比べ、90分で98%減少【報告書No.】LSRL-42021-F113
  • 注10【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】JIS Z 2801【試験結果】抗菌活性値2.0以上【報告書No.】北生発2023_0003号(エアフィルター)北生発2018_0440号(室内機送風ファン)北生発2020_0212号(上下ルーバー、リモコン)
  • 注11当社独自の条件により評価。【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】熱交換器に菌(1種類)を付着させ手動クリーニング運転を実行。クリーニング前後の菌数を測定し比較。【試験結果】99%減少【報告書No.】北生発2022_0178号
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