DESIGNER'S VOICE

Designer's Voice

女性デザイナーが語る、
デザインの現場とは

  • DESIGNER'S VOICE メンバー

    小笠原 菜摘NATSUMI OGASAWARA

    2020年にプロダクトデザイナーとしてキャリア入社しました。現在はオーブンレンジや炊飯器などキッチン家電を主に担当しています。当社のデザイン部門は製品担当として完全には分断されておらず、様々なアイテムに取り組める自由度があります。

    私はデザインする上で、その時代において・ユーザーがどう感じるかを少しでも理解するために、先入観を一度捨ててまずやってみることを大切にしています。デザインのスペースでごはんを炊いたり、昼休みに焼きたてのトーストを食べたり。日々自分自身で体験し楽しみながらデザインしています。

  • DESIGNER'S VOICE メンバー

    寺岡 のぞみNOZOMI TERAOKA

    学生時代、東芝ライフスタイルのインターンシップで初めて家電のデザイン提案を体験し、モノづくりのおもしろさに惹かれ入社を決めました。現在は先輩方にサポートして頂きながら、洗濯機、オーブンレンジなど様々なアイテムのデザインに関わらせて頂いています。

    デザインをするにあたって、家電をただの道具としてではなく、想像の中で擬人化させて考え、対等に向き合うようにしています。今後はヒトとモノ両方の気持ちに寄り添い、日々新たな提案をしていきたいです。

  • DESIGNER'S VOICE メンバー

    森野 彩子AYAKO MORINO

    主にパッケージや液晶画面など製品に関わるグラフィックデザインを担当しています。当社グループで唯一、デザインを専門とする部門の中で、いろいろな家電に関わる幅広いデザイン業務に携わることができます。そのため、日々新鮮な気持ちで取り組むことができています。

    私自身は子育て中で、仕事と家事の両立は大変な面もありますが、主婦の立場からも家電の使い勝手などについて考えることができ、デザイン業務に役立つアイデアをもらえていると感じています。

普段視点が活かされる現場

DESIGNER'S VOICE メンバー

小笠原

当社の商品は白物家電が中心です。普段の暮らしの中で考えたこと、感じたことをメンバーそれぞれが意見を出したり提案したりするのがTLSCデザインセンターのスタイルです。デザインメンバー10名それぞれの暮らし方や価値観、バックグランドが異なります。私は結婚してからちょっと生活が変わってきて、森野さんはお子さんがいて、寺岡さんは社会人になりたてで、そういう異なる視点で気づいたポイントをメンバーみんなで一緒に共有しながら仕事を進めているのかなって思います。

DESIGNER'S VOICE メンバー

森野

家電製品は暮らしの中にあるものなので、自分の普段の体験を大切にしています。例えばコロナ渦の生活が続く中で冷凍食品の量が増えました。そうすると今まで使っていた冷蔵庫の冷凍室のサイズが不便に感じてきます。そういった感覚が仕事の中でも自然と活かされていますね。

DESIGNER'S VOICE メンバー

寺岡

大学に入学するときに家電を買った時には、一人暮らしの経験もなかったのであまりこだわりがありませんでした。この春に入社して、デザインする立場になったことで、この表示は見にくいなとか気づくことが増えてきました。家電は家の中に置くものでインテリアの分野にも関わりがあります。雑貨屋さんや家具屋さんに行った時には、今のトレンドはどんな感じなのか自然と気になってチェックしています。

DESIGNER'S VOICE メンバー

小笠原

最近、趣味でバイクに乗ることと油絵に凝っています。バイクは金属加工の集合体として、加飾や意匠的なしつらえに目がいきます。油絵はマチエール研究という絵画における表面の仕上げ表現をペインティングナイフなどで削って練習しています。家電ではないですけど、デザインを仕事でやっている時間とは違うこういう活動の中で発見したり魅力を感じたりしたものが、仕事のアイデアに繋がることもあります。

DESIGNER'S VOICE インタビュー風景

仕事でやりがいを感じる瞬間

DESIGNER'S VOICE メンバー

小笠原

私の中で3つあります。まずは目にとまったり、手に取ったりといった形でお客様に届いた瞬間です。自分のデザインした製品がお店に並んだところを見られるのは家電ならではのポイントだと思います。また、私はキッチン商品を担当していたことが多いのですが、美味しいとか食感がいいなとか、いい匂いがするなとか、自分で感じられるってこともポイントですね。いろんなデザインの仕事がある中で、審美的な、見て感じる感覚だけでなく、五感で感じられるという点が他では味わえないやりがいだと思います。

インハウスのデザイナーでやってる良さもあります。開発を進めていく中で、商品企画・技術・設計のみんなと議論を重ねていって、最終的に「これならいけそう」とか、「これでいこう」ってまとまった瞬間が気持ちいいです。

DESIGNER'S VOICE メンバー

森野

私は元々、グラフィックデザインの会社で働いてきたので、この会社で初めてプロダクトデザインのグループの中のグラフィック担当デザイナーとして仕事をしています。ですので、私も自分の担当した製品が店頭に並ぶ瞬間にやりがいを感じますね。今までにない経験なので。

プロダクトデザインって開発とすごく近いところにある仕事で、開発段階から一緒に進めていく仕事の緻密さに最初は驚きを感じました。いわゆるグラフィックデザインの感覚的な捉え方ではなく、0コンマ何ミリの単位で精度を出していかないとプロダクトでは成立しない。そういう細かい部分をしっかり作り込んでいく分、完成した時の達成感は大きいです。液晶パネルのようなUI的なものは、プロダクトの中でも購入したお客様が一番触る部分なので特に思い入れが大きくなります。

DESIGNER'S VOICE メンバー

寺岡

学生のときは、「白」だったら「こんな感じだな」っていう抽象的な白だったんですけど、入社してからは白の中でも、黄色味が強いとか青みが強いとか、先輩デザイナーがものすごくこだわりをもって詰めていくことに驚きました。

文字も適当に打った文字というものはなくて、0.01ミリずらすといったレベルまできっちり最後までデザインされています。工業製品なので見た目だけではなく、使い勝手とか、製造法とか、コストといったさまざまな視点で考えることが必要で、難しさもありますが、面白いと感じています。自分のできることが少しずつ増えていくのがやりがいにつながっていますね。

DESIGNER'S VOICE インタビュー風景

新人でも仕事を任せられるフラットでオープンな環境

DESIGNER'S VOICE メンバー

寺岡

私はまだ入社して1年に満たない新人ですが、既に洗濯機と電子レンジの開発に参加させてもらい、自分自身がデザインした商品の製品化が進んでいます。大学時の友人と話す機会がありましたが、1年目から自分がデザインしたプロダクトが実際に商品化されるフェーズに進んでいる同期はいなくて、とても驚かれましたし「羨ましい︕」と言われました。

DESIGNER'S VOICE メンバー

小笠原

もともと小さい組織なので、何でも手を挙げてやりたいって言えばできる環境ですよね。それぞれ担当はあるけど、明確に仕事が区分けされているわけではなくて、やりたいって思ったら自分で手を挙げて、チャレンジできる職場です。複数の製品を受けもっていたり、未経験の製品を順番にやらせてもらったり、仕事の幅が広くて自分次第でいろんな可能性を見つけられると思います。

DESIGNER'S VOICE メンバー

森野

どんどんお互いに言いたいことを言える雰囲気ってすごくありますよね。中途入社のメンバーが多くて、さまざまな業種のバックグラウンドをもった人たちが集まっているので、お互いに意見を言いやすいフラットな関係性が出来ているんだと思います。インハウスのデザイナーだからこそ、お互いの本音でやり合える良さがあって、この組織の特長だと思います。

DESIGNER'S VOICE インタビュー風景

新オフィスでコミュニケーションが活発に

DESIGNER'S VOICE メンバー

森野

2022年12月に新しいオフィスに移転しました。まず、駅から近いし、綺麗で広くなって良かったです。一緒に仕事している人たちは同じフロアになって物理的に近くなりました。前はメールのやり取りだけだったのが、対面で話ができる機会がぐんと増えて仕事が進めやすくなりました。

DESIGNER'S VOICE メンバー

小笠原

フリーなスペースが増えて、いつでも気軽に声をかけて会話をスタートできる雰囲気があります。コミュニケーションが活発になって、仕事もスピードアップして、職場が活性化した実感がありますね。

DESIGNER'S VOICE メンバー

寺岡

広いから窓がたくさんあってとても明るいです。仕事の合間に外を眺めるだけでもリフレッシュできます。大きな商業施設が近くにあるので、ランチも充実してるし、仕事帰りに雑貨屋さんに寄るのが楽しみです。まだリサーチしきれていないので、これからどんどん新しいお店を発掘したいです。

DESIGNER'S VOICE インタビュー風景

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