全自動洗濯機AW-10DPB5(W)
中台 龍太・寺岡 のぞみ
AW-10DPB5は「人に優しいデザイン」というコンセプトを軸に、使い勝手の向上とインテリア性を両立させた洗濯機です。操作パネルを後方に配置した大幅なレイアウト変更により洗濯物の出し入れがより快適になりました。
「人に優しいデザイン」をコンセプトに
今回「人に優しいデザイン」をコンセプトにユーザーに寄り添うことを強く打ち出すため、従来機種から大幅にレイアウトを変更しました。前面の操作パネルを後方に移動させることで投入口が広く大きな洗濯物もスムーズに出し入れできるようになりました。また、洗濯槽は、手前を低く底まで距離を浅く設計することで靴下やハンカチなどの小物も楽な姿勢で取り出せるようにしました。
また、ふたを開けていても操作パネルが隠れることなく操作可能です。さらに、表面はつや消し処理で、白を基調としながら部分的に金属調の質感をアクセントにすることで高級感とシンプルさを両立させ、洗面空間のトレンドに調和するデザインを実現しました。

使いやすさとミニマルな見た目を両立
ふたの手掛け部分は見た目のノイズとなる目立つ凹みや突起を極限まで抑えた滑らかな曲面を追求し、わずかな影程度しか見えないミニマルなデザインとなっています。汚れがたまりにくい清掃性も兼ね備えており、手に触れる部分のストレスを軽減する工夫も施しました。
さらに2枚に分かれたふた構造は前後のバランスにより軽く開閉できる操作性と、上部空間の有効活用も図っています。

角度とレイアウトを試行錯誤した操作パネル
操作パネルを後方に移動することで視線の距離は離れてしまうので、文字をきちんと見やすくすることを第一にパネルデザインを考えました。特に文字サイズは従来の高さ3.8ミリから5.0ミリにまで大きくしています。また、点灯していない文字も判読しやすいよう文字色を濃くしています。社名ロゴは従来機種のグレーからシルバー調に変更し洗練された高級感を演出しています。

操作パネルの角度も見やすさのポイントとなります。5°ピッチに角度を変えられるパネルの試作品を用意して実際に複数の角度を検証した結果、約35°に決定しました。デザイン的には存在感のある操作パネルなので、洗濯ふたのフロント部分をすっきりとしたデザインにすることで全体として洗面空間に調和するよう工夫しています。
ふたのガラス面の色合わせは非常に苦労した点です。もともとガラスは若干緑がかっているため、ガラス面のプリント色と周囲の樹脂部分のホワイト色との間にどうしても差異が出てしまいます。サプライヤーの担当者と何度も試作を重ね、ガラスの持つ本来の色味を考慮し、黄色味を加えることで統一感のあるホワイト色に調整しました。
