世界で一つだけの「電池」づくり川崎市立上丸子小学校
「手づくり電池教室」

世界で一つだけの「電池」づくり - 川崎市立上丸子小学校 × 東芝ライフスタイル 「手づくり電池教室」

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川崎市立上丸子小学校

都道府県:
神奈川県
特徴:
川崎市『コミュニティ・スクール推進事業』委託校として、“地域とつくろう 子どものあ・し・た”をテーマに地域の方と共に教育活動をしています。
川崎市立上丸子小学校

活動紹介

東芝ライフスタイルでは、子どもたちが“くらし”や“家電”、“科学”を通して新しい発見を楽しみ、学びへの興味を広げていってほしいという思いから、特別授業に取り組む活動をスタートしました。
その第一歩として、川崎市立上丸子小学校の科学クラブのみなさんと一緒に「手づくり電池教室」を開催。
普段の授業ではなかなか触れる機会のない“電池づくり”をテーマに、科学やものづくりの面白さを体感できる時間となりました。

手づくり電池教室の様子

上丸子小学校の科学クラブでは、子どもたちが自分たちでテーマを決めて活動しています。
これまでにはスライム、スーパーボール、バスボムなど、薬局やスーパーで手に入る身近な材料を使った実験が中心で、友達と協力しながら進めるスタイルが定着しているといいます。

今回は、科学クラブの子どもたちにとって新しいテーマとなる「電池づくり」に挑戦。
今までにない科学体験に、少し緊張した表情を見せながらも興味津々の様子でした。

手づくり電池教室の様子

当日は、当社社員が講師を担当。各テーブルにもスタッフを配置して授業がスタート。
楽しく安全に取り組めるよう、一つひとつの工程を丁寧に説明していきました。

最初に電池のしくみや安全のポイントを学んだあとは、いよいよ実践へ。
見慣れない材料や部品に戸惑いながらも、子どもたちは熱心に手を動かし、夢中で作業を進めていきます。

最後に、子どもたちが描いたオリジナルラベルを貼り、シュリンク加工を施すと、世界に一つだけの“手づくり電池”が完成。

手づくり電池教室の様子

完成後には、実際に電池が点灯するか豆電球で確認していきます。
実験室を暗くし、ドキドキしながら導線を電池のプラス極・マイナス極にあてると……、豆電球がふわっと灯り、子どもたちから思わず歓声が上がりました。

「身近な電池だけれど、中身がどうなっているか知らなかった。もっと複雑だと思っていたけど、シンプルな材料でつくられていて、とても意外だった!」
「爆発しないか最初は不安だったけれど、完成してうれしかった!」
「いつも身近にある電池を、自分でつくることができて楽しかった!」

子どもたちの感想からも、実験の楽しさが伝わってきます。

中には「電池の中の黒い粉は何?」と、さらに深く知ろうとする質問も。
新しい発見と体験に、探究心が止まらない様子でした。

手づくり電池教室の様子

今回の活動は、地域の小学校の協力により実現した子どもたちの学びを応援する活動の一環です。

東芝ライフスタイルグループは、これからも地域とともに、子どもたちの学びの時間を育んでまいります。

インタビュー:科学クラブ顧問

手づくり電池教室の様子

今回の「手づくり電池教室」で、普段の活動と違う様子は見られましたか?

いつもは友達と相談したりしながら作業することが多いのですが、今回は一つひとつの道具や材料にじっと向き合い、いつも以上に真剣に取り組んでいる様子でした。

また、忘れ物がこんなに少なかったことは初めてかもしれません。笑
電池に貼るイラストやハサミを各自で用意する必要があったのですが、ほとんど忘れた子はいませんでした。
子どもたちの楽しみにしていた気持ちがよく伝わってきましたね。

今回の取り組みをクラブ活動で実施した経緯を教えてください。

このお話をいただいた時、科学クラブの子どもたちに「やってみたい?」と聞いてみたんです。
すると「やりたい!やりたい!」と声が上がって。それが、この授業をお願いした一番の理由です。

また、今回の特別授業でより強く感じたのは、多くの人に関わっていただくことの大切さです。
普段は1対30で授業をしているため「こんな体験をさせてあげたい」と思っても、教師一人では限界があります。
そのような手の行き届かない体験を企業の方と連携して実現できることは、とても貴重で、ありがたいことです。

手づくり電池教室の様子

企業と連携した授業や体験に、どのようなことを期待していますか?

専門家の方の話が聞けることは、子どもたちにとってとてもいい経験になると思います。
私たちは子どもの疑問に対して一緒に考えることはできますが、専門家ではありません。
やはり、専門家の方のお話は質が違います。

今回も「この黒い粉の正体は何?」という子どもの素朴な疑問に対して、即座に答えてくださいました。
しかも、ただ答えを伝えるだけでなく、「仕組」や「原理」まで具体的に教えていただきました。
また、最後には「私たちは身近な電気を使って、みんなの生活を幸せにするための仕事をしています」と、科学が仕事につながり、それが人の幸せのためにあるというお話も聞くことができました。

私たちが伝えるのと、毎日お仕事として向き合っている方からのお話は子どもへの伝わり方が違うはずです。
生きた話を聞き、体験できることは、こうした授業の醍醐味だと感じました。

手づくり電池教室の様子

そして何より、子どもたちにいっぱい声をかけ、褒めていただいたことに感謝しています。たくさんの方が「真摯に関わってくれている」「気にかけてくれる人がいる」そうした経験が子どもにとってとても大切です。

「電池」の学びだけでなく、『自分たちの成長に手を貸してくれる人がこれだけ多くいる』そう感じる経験が、子どもが生きていく中できっと活きていくと信じています。