重大製品事故一覧 2018年度公表

この情報は、「弊社、製品安全・製品セキュリティの基本行動基準」に基づき、公表するものです。
掲載の内容は、速報段階のものであり、今後の追加情報、調査進展等により変更される可能性があります。
「重大製品事故」とは消費生活用製品安全法に規定された下記の事故です。

  • 1.死亡事故
  • 2.重傷病事故(治療に要する期間が30日以上の負傷・疾病)又は後遺障害事故
  • 3.一酸化炭素中毒事故
  • 4.火災(消防が火災として確認したもの)

(1)製品起因が疑われる事故

事故発生日
(発生場所)
製品名
【機種型式】
製品事故に関する情報事業者名管理番号
2019年
3月1日
(東京都)
電気冷蔵庫
【GR-2608TC】
事故内容病院で当該製品を焼損する火災が発生した。当該製品は長期使用(41年)により、圧縮機用始動リレーの絶縁性能が低下したため、端子間でトラッキング現象が発生し、出火したものと推定される東京芝浦電気(株)(現 東芝ライフスタイル(株))A201800797
関連情報長年ご使用の冷蔵庫についてお知らせとお願い
2019年
1月31日
(埼玉県)
IH調理器
【BHP-V631SR】
事故内容火災警報器が鳴動したため確認すると、当該製品を焼損し、周辺を汚損する火災が発生していた。当該製品は、電源スイッチ基板上の主電源オン用マイクロスイッチから出火したものと推定されるが、マイクロスイッチの焼損が著しく、確認できない部品があったことから、出火に至った原因の特定には至らなかった。東芝ホームテクノ(株)A201800709
関連情報-----
2018年
12月25日
(兵庫県)
電気冷蔵庫
【GR-2608TC】
事故内容当該製品及び周囲を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品は、長期使用(40年以上)により、圧縮機用始動リレーの樹脂製ケースの絶縁性能が低下したため、端子間でトラッキング現象が発生し、出火した可能性が考えられるが、焼損が著しく、内部配線の大部分が確認できなかったことから、事故原因の特定には至らなかった。東京芝浦電気(株)(現 東芝ライフスタイル(株))A201800609
関連情報長年ご使用の冷蔵庫についてお知らせとお願い
2018年
12月24日
(山形県)
電気衣類乾燥機
【ED-D600】
事故内容当該製品を使用中、当該製品内部を焼損する火災が発生した。当該製品は、長期使用(30年)により、PTCヒーター素子と電極板との間で接触不良等が生じて異常発熱し、焼損に至ったものと推定される。(株)東芝(現 東芝ライフスタイル(株))A201800644
関連情報東芝衣類乾燥機 ED-D300/D600シリーズ無償点検・修理のお知らせ
2018年
12月24日
(愛知県)
電気こんろ
【BHP-122】
事故内容当該製品の上に置かれていた可燃物を焼損する火災が発生した。使用者がごみ袋を持って当該製品の前を通った際、当該製品のスイッチつまみに身体等が接触してスイッチが入り、当該製品の上に置かれていた可燃物が焼損したものと推定されるが、スイッチつまみが本体表面から凸状に出ている構造であったことも事故発生に影響したものと考えられる。なお、取扱説明書には、「可燃物から十分離す。棚の下など落下物の危険があるところでは使用しない。」旨、記載されている。三化工業(株)(東芝設備機器(株)ブランド)A201800641
関連情報東芝クッキングヒーター(電気こんろ)「BHP-112、BHP-122」をご使用のお客様へ
2018年
12月17日
(福井県)
電気衣類乾燥機
【ED-D300】
事故内容当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。調査の結果、長期使用(32年)により、乾燥用ヒーターのPTC素子と電極との固定に緩みが生じて接触不良となり異常発熱したか、ヒーターの電極間にほこりが堆積していたためトラッキング現象が発生し、周辺のほこりやヒーターケースに着火して出火したものと推定される。(株)東芝(現 東芝ライフスタイル(株))A201800601
関連情報東芝衣類乾燥機 ED-D300/D600シリーズ無償点検・修理のお知らせ
2018年
9月11日
(東京都)
電気洗濯乾燥機
【AW-80VG】
事故内容当該製品を使用中、当該製品を焼損し、周囲を汚損する火災が発生した。調査の結果、当該製品内部のモーター配線用保護クッション材が脱落したため、運転中の振動によりモーターの回転センサー配線の被覆が金属製外郭ねじ穴部の突起と接触して損傷し、金属製外郭との間でスパークが発生して、周囲のほこりに着火し、延焼したものと考えられるが、クッション材が脱落した原因の特定には至らなかった。東芝ホームアプライアンス(株)(現 東芝ライフスタイル(株))A201800378
関連情報縦型洗濯乾燥機 無償点検・修理のお知らせ(発煙・発火の恐れ)
2018年
7月16日
(東京都)
電気掃除機
【VC-JS5000】
事故内容当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品は、モーター巻線の不具合により、巻線間でレイヤショートが生じ発煙したものと推定される。東芝ライフスタイル(株)A201800247
関連情報-----
2018年
5月30日
(福岡県)
エアコン(室外機)
【RAS-221PAV】
事故内容当該製品を使用中、当該製品の内部部品を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品は、制御基板上のパワートランジスタ―が異常発熱して出火したものと推定されるが、焼損が著しく、確認できない部品もあったことから、異常発熱した原因の特定には至らなかった。東芝キャリア(株)(現 東芝ライフスタイル(株))A201800163
関連情報-----
2018年
4月27日
(神奈川県)
電気洗濯乾燥機
【AW-D702VP】
事故内容当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品は、モーター用ハーネスの固定部付近でリード線が半断線し、異常発熱から短絡して出火に至ったものと推定されるが、ハーネスの配線状態及びコードクランプの固定状態が確認できなかったことから、半断線が生じた原因の特定には至らなかった(株)東芝(現 東芝ライフスタイル(株))A201800055
関連情報-----

(4)製品に起因して生じた事故かどうか不明であると判断した事故

事故発生日
(発生場所)
製品名
【機種型式】
製品事故に関する情報事業者名管理番号
2019年
2月13日
(兵庫県)
エアコン
【RAS-5668V】
事故内容倉庫で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。東芝ライフスタイル(株)A201800733
判断理由○当該製品の焼損は著しく、外郭樹脂が焼失していた。
○電源端子板、ファンモーター、電源コード、内部配線に出火の痕跡は認められなかった。
○当該製品の内外連絡線が速結端子で途中接続されており、3芯のうち1芯の速結端子接続金具が芯線との接続部で溶融していた。
○制御基板、表示基板の大部分が焼失しており確認できなかった。
○室外機に焼損は認められなかった。
●当該製品は、内外連絡線を途中接続したため、接続部で異常発熱し、出火したものと推定されるが、制御基板等の焼損が著しく、確認できない部品があったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
2019年
2月11日
(静岡県)
電気掃除機
【VC-D406K】
事故内容当該製品を焼損する火災が発生した。東芝テック(株)(現 東芝ライフスタイル(株))A201800739
判断理由○当該製品は、使用中に発煙、異臭がしたため、使用を中止して電源プラグを抜き、屋外の駐車場に置かれていた。
○当該製品の焼損は著しく、樹脂部品は焼損していた。
○モーターの巻線に溶融痕等の出火の痕跡は認められなかった。
○内部配線に取り付けられた電流ヒューズは切れていた。
○基板の焼損は著しく、詳細は確認できなかった。
○コードリールの接点に溶断が認められたが、負荷側の電流ヒューズが切れていることから、二次痕と判断した。
○サーマルプロテクター、電源コード及び内部配線に出火の痕跡は認められなかった。
●当該製品の焼損は著しく、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
2018年
11月10日
(広島県)
電気毛布(敷毛布)
【CS-26M】
事故内容当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。日本電熱(株)(東京芝浦電気(株)ブランド)A201800488
判断理由当該製品の発熱線から出火したものと考えられるが、確認できた部品に出火の痕跡が認められず、発熱線の一部が確認できなかったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
2018年
10月19日
(東京都)
電気洗濯機
【AW-KS70DM】
事故内容当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。東芝ホームアプライアンス(株)(現 東芝ライフスタイル(株))A201800427
判断理由当該製品の内部配線から出火した可能性も考えられるが、当該製品の詳細が確認できず、事故発生時の詳細な状況も不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
2018年
5月13日
(茨城県)
電気洗濯乾燥機
【TW-80TA】
事故内容当該製品を使用中、当該製品を焼損し、周辺を汚損する火災が発生した。東芝家電製造(株)(現 東芝ライフスタイル(株))A201800084
判断理由当該製品内部のヒーター上部に設置されたサーマルスイッチから出火したものと推定されるが、詳細な使用状況が不明であり、サーマルスイッチの接点が一部焼失して確認できなかったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
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